大塚倉庫▼陽進堂と医薬品の共同物流を開始 
2015年07月18日大塚グループにおける医薬品等の物流を担う大塚倉庫と、医療用医薬品メーカーの陽進堂は7月6日、物流における業務提携を行うと発表した。
東日本大震災以降、大塚倉庫は医薬品の保管倉庫の拠点分散やBCP対応の医薬品専用倉庫の新設等、非常時に安定供給できる仕組みを積極的に構築している。また物流業界における人手不足が深刻化するなか、品質を確保しつつ安定供給を確実なものとするためには、競合他社であっても共同物流を積極的に推進することが必要となっている。今回の取組みは、大塚グループの医薬品と一部競合する陽進堂とが企業枠を取り払い、共同物流の仕組みを共に協力し設計することで、医薬品の安定供給体制の構築と、医薬品流通全体の効率化をもたらすことができる先駆的な事例となる。
この共同物流により、大塚倉庫の国内医薬品物量シェアは26%を超える見込みとなった。