三菱商事都市開発は11月30日、埼玉・久喜市でマルチテナント型物流施設「MCUD久喜I」を竣工したと発表した。

鷲宮工業団地内に位置、圏央道と東北自動道が交差する久喜白岡JCTの利便性を生かし、首都圏だけでなく北関東や東北方面への広域配送拠点としても利用が可能できる。

3階建て、延床面積は2万8157.5m2。テナント区画を最大2分割する仕様としており、垂直搬送機4基、荷物用エレベーター2基設置により、上下階移動を容易にし、労働人員の増員にも対応可能なゆとりある事務所スペースを設置した。

屋上には太陽光発電設備を設置し、施設内設備の省エネ化と環境負荷軽減を実現した。照明や電力に余裕のある発電量を確保しており、消費するエネルギーをネットゼロにすると同時に快適な室内環境を実現することで、ZEB認証制度の最高評価「ZEB」や、CASBEE建築評価認証の最高評価「Sランク」を取得した。