不動産投資信託のＪ－ＲＥＩＴ市場の２００８年１月末時点の時価総額は４兆３０００億円で前月に比べ、８０００億円減ったことが、このほどわかった。
　米国サブプライムローン問題によって、株価下落や上場延期、取りやめが起こったことが原因。ＡＩＧグループのジェイリート投資法人、エイブル系のエイブルリート投資法人が、昨年、Ｊ－ＲＥＩＴ上場を延期。長谷工コーポレーション系のエコロジー・リート投資法人が上場を断念し、解散。
　この余波を受け、物流施設に投資する日本レップ系の物流ＲＥＩＴの解散が発表されている。一方、大和ハウス工業系の商業施設と物流施設に投資する複合ＲＥＩＴについては、引き続き上場を検討していく構え。
　Ｊ－ＲＥＩＴについては、今後、業界再編含めた動きも予想されている。