ＳＧホールディングスグループで不動産の賃貸・管理・開発事業を展開するＳＧリアルティとＩＨＩは10月27日、東京都江東区新砂で物流施設の開発事業を行なうと発表した。竣工は２０２０年８月の予定。
　
ＩＨＩが工場跡地として保有する土地の一部とＳＧリアルティが新規に取得した土地をあわせた約７万4000m2の土地に、延床面積約17万6000m2の大型物流施設を建設する。

新施設は７層建て、１・２階は佐川急便が全国に張り巡らせる輸送ネットワークの新たな中心となる「中継センター」として活用。関東圏内の輸送ネットワークを再構築させることで集約効果を見込み、営業所での方面別仕分けを簡素化させる。

３・４階は賃貸倉庫として坪貸しを行う。１フロア約30,000m2の都心近接型の物流センターとして、急拡大する物流不動産市場の高いニーズを取り込む狙い。東京メトロ東西線・南砂町駅より徒歩４分に位置するため通勤アクセスはよく、労働力確保に期待できる。

長距離ドライバー用の仮眠室や、省人化に向けてマテハン機器も導入する予定。 屋上緑化、壁面緑化を採用することで周辺環境への配慮、景観、環境負荷の低減も狙う。