<レポート>「Warehouse Market Tokyo『ReBar』」オープン リソーコがプロデュース。新倉庫リノベーションショールームが高輪GWに誕生 
6月6日、イーソーコグループのリソーコがプロデュースしたショールーム「Warehouse Market Tokyo『ReBar』」がオープンを迎えました。高輪ゲートウェイ駅予定地からほど近い「五色橋ビル」の3階にオープンした同施設は、実際に活用しながら倉庫リノベーションを体験できる、普及啓発と広報が目的の実感型ショールームです。
見学・利用は予約制。施設内ではこれまでにリソーコがてがけた倉庫リノベーションの事例が閲覧できるほか、リノベーション向きの倉庫物件探しや建築家・デザイナー探しなど、倉庫リノベーションに関するさまざまな相談も受け付けています。
普段は同ビルのテナントにセミナールームや会議室として開放するほか、撮影スペースなどとして外部向けのレンタルも実施し、倉庫リノベーションの世界観を体感できる施設として広く活用します。
設計は、オーガニックデザイン一級建築事務所代表の熊木英雄氏。物流倉庫をリノベーションし、「知の倉庫」に生まれ変わらせた「川岸倉庫」の設計・運営などを手掛けてきました。
施設名である ReBar は、鉄筋を意味する Reinforced Bar に由来します。また、「Re」のもつ「再び」という意味も含め、リソーコが倉庫再生にかける思いを込めたダブルミーミングとなっています。
その名の通り、ReBar の仕切りは壁やパーティションではなく「むき出しの鉄筋」です。本来コンクリートの中で建物を支える鉄筋を表層に露出させることで、空間を仕切るという機能を持ちつつ、人の流れや気流の流れ、光などを透過させる「半透明な存在」になることを意図しています。施設内で行われるさまざまなイベントや、ディスカッション、ブレーンストーミングなどの知的創造活動から生じる躍動を溢れ出させ、建物内のワーカーたちにインスピレーションを導く。そんなインタラクティブな創造空間となることを目指しています。
5日には、オープン直前の現地で内覧会が開催されました。
ReBar を訪れたのは、物流・不動産・建築関係者のほか、高輪や品川、芝浦エリアの将来性に着目するクリエイターなど100名超。ビル内のテナントも訪れ、新しい倉庫リノベーションの世界を体験していました。
ライトブルーの壁と天井、それに白い鉄筋が織りなす空間は、従来の「倉庫リノベーション空間」に慣れた目には異質にも映ります。これまで倉庫リノベーションといえば、コンクリートむき出しの壁に、抜いた天井、タイルカーペットを剥がしたままの床という、どちらかというとワイルドさを感じさせる仕上げがセオリーになりつつありました。内覧会の参加者の一人は、
「以前は新しく感じた倉庫リノベーションも増え、だんだん似たり寄ったりになってきていた。これは鉄筋を使った間仕切りも含め、『倉庫っぽさ』へのまったく新しい提案。倉庫がもっと自由になった感じがする」
と話し、興味深そうに見入っていました。
Warehouse Market Tokyo「ReBar」では、施設利用・見学・倉庫リノベーションに関する相談を随時受け付けています。詳しくは以下までお問い合わせください。
Warehouse Market Tokyo「ReBar」
東京都港区海岸3-5-13 五色橋ビル3F
運営会社:株式会社リソーコ
担当:浜谷(はまや)、伊沢(いさわ)
TEL:03-3453-0919
E-mail:info@re-sohko.co.jp