近鉄エクスプレスはこのほど、成田ターミナルの増築（三期工事）を12月に着手することを公表した。増築は航空貨物輸送サービスの品質向上、ロジスティクスサービスの販売拡大を目的としたもので、今回の増床工事に伴い、現在一機であるULD（航空貨物運送用パレット）用ワークステーションを、1階スペースに更に一機増設することとなる。また、3階から5階の倉庫スペースの増床分については空港近くに位置する特徴を生かし、時間単位での管理を求められるクロスドックオペレーションや保税状態での作業、また検品作業など高付加価値なロジスティクスサービスの提供を強化していく。
　三期工事が終了すると、成田ターミナルは成田周辺の単独施設としては業界内で最大級の規模となる。
増設概要は次のとおり。
＜三期工事＞
所在地：千葉県山武郡芝山町大里157番1
構造：鉄骨造5階建
建築面積：4,323.60㎡
延床面積：14,299.23㎡
着工時期：2008年12月中旬予定
完成時期：2009年10月末日予定