三菱商事都市開発は３月31日、兵庫県神戸市にマルチテナント型物流施設「MCUD神戸西II」を竣工したと発表した。

山陽自動車道と神戸淡路 鳴門自動車道・神戸西ICから約1.5kmに位置。大阪都心部まで約40km、神戸都心部・海上輸送拠点となる神戸港までは約10kmと交通利便性に優れるエリアに開発した。

阪神高速道路北神戸線、第二神明道路などの主要幹線道路に接続し、関西・中四国への広域配送の拠点性を有し、多様な貨物取り扱いが期待できる。また、最寄り駅となる神戸電鉄粟生線・木津駅までは徒歩6分と雇用確保の面でも優位性がある。

4階建ててで延床面積は約6万2623m2。賃貸区画は最小8925m2から最大で5万4545m2、最大6区画までの賃貸面積を選択可能。1・3階と2・4階の2階層入居するテナントに応じて、1・2階にトラックバースを設けたほか、各区画にそれぞれ垂直搬送機、荷物用エレベーターをそれぞれ1基を導入した。

屋上には太陽光発電システム及び倉庫内に人感センサー照明を導入、施設内設備の省エネ化と環境負荷軽減を実現した。太陽光発電は建物で消費するエネルギーをネットゼロにすると同時に快適な室内環境を実現することで、BELS評価制度における最高評価の「ZEB」を取得した。