サッポログループ物流は12日、千葉・船橋市のサッポロビール千葉工場隣接地に「京葉湾岸物流センター」を新設すると発表した。ワイン、洋酒などの製品保管を行ってきた「京葉物流センター」の業務を移管し、8月19日から出荷を開始する予定。

新センター構築によりビールをはじめとする、洋酒などの生産拠点と連結した出荷機能を集約する。これまでは工場とセンターの2拠点で積み込みを行い、それぞれ出荷準備作業などが生じていた。

今後は1拠点の出荷により、トラックドライバーの運行時間や倉庫作業員を含めた出荷付帯業務は年間約2万時間削減、年間CO2排出量は約116トン削減できる見込み。

また、手作業が中心のワイン検品やギフト加工について、作業効率を高めることで、高齢者や女性にも働きやすい環境を整備。続いて庫内自動化、機械化へ向けた基盤づくりにも取り組むとしている。