飲料メーカーの「ヤクルト本社」（本社＝東京都港区、堀澄也社長）では、このほど、ジュース・清涼飲料、化粧品の在庫出荷拠点として活用していた富士物流センター（静岡県富士市）の閉鎖を決定、売却することとした。閉鎖時期は来年1月を予定している。
　富士物流センターは、96年、西日本地区全域をカバーするジュース・清涼飲料の出荷拠点として稼動を開始。同社の業務拡充に伴い、化粧品の商品在庫出荷拠点としての機能も取り揃えていた。しかし、稼動から13年が経過し、設備の老朽化により、更新時期を迎えた中で閉鎖することにした。
　同社では、現在、物流コスト削減に向けた取り組みのなかで、要冷蔵の乳製品と常温のジュース・清涼飲料の両方を効率的に輸送する２温度帯輸送に対応できる物流センターの整備を進めており、求める機能にマッチしなくなったことを要因としてあげている。
　閉鎖するセンターの概要は次のとおり。
＜富士物流センター＞
所在地：静岡県富士市大渕2499-１
敷地面積：18180㎡
延べ床面積：6280㎡
閉鎖時期：2010年1月