物流業者の日新（本社＝横浜市中区、筒井雅洋社長）は、キリンホールディングスの100％子会社である鶴見倉庫（本社＝横浜市鶴見区、中尾稔社長）の全発行株式の株主譲渡契約を10月6日付で締結。承継手続きが完了し、11月20日付で株式引渡しを行う。
　日新グループは昨年度からの中期3ヵ年経営計画を推進。その中で「危険品物流の深耕・拡大」を重点目標に掲げており、危険品物流事業の強化に取り組んでいる。
　鶴見倉庫は、同社の京浜地区における危険品物流拠点に最適なエリアに位置し、危険品倉庫7棟と高度な危険品取扱いノウハウ・スキルを有する、危険品倉庫事業者でもある。日新は鶴見倉庫が持つ危険品倉庫群、ノウハウ・スキルを取得し、同社グループが持つ海外ネットワークと結合させることで、あらたな国際危険品物流事業の展開と既存危険品物流事業の深耕化など、シナジー効果が十分見込めるとみて、取得に踏み切った。
　日新グループが取得する鶴見倉庫の会社概要は次のとおり。
＜鶴見倉庫＞
所在地:横浜市鶴見区大黒町8-1
設立年月日:1947年12月26日
事業内容:倉庫業、港湾荷役事業
　　　　　　第一種利用運送事業
従業員数:30名
資本金:40百万円