【LNEWS(http://www.lnews.jp）】JVC・ケンウッド・ホールディングスは2月26日、グループの事業会社、日本ビクターの物流子会社・ビクターロジスティクスの株式譲渡契約をSBSホールディングスの子会社であるティーエルロジコムと締結した。
　JVC・ケンウッドグループでは、これまでの構造改革によって国内におけるビクターの事業構造や商品構成が大きく変化したことをふまえ、それに見合った国内物流体制への見直しを検討し、ビクターロジスティクスの発行済株式のすべてを1億9000万円でティーエルロジコムに譲渡することとした。
　株式譲渡により、ビクターはアウトソーシングの活用、3PLによって効率的な物流体制へと移行するとともに、コア事業へ集中した経営により業績回復を急ぐ。
　株式譲渡にあたって、ビクターロジスティクスは、ことし4月1日付で会社分割を行い、ビクターロジスティクス不動産を新設し、ビクターロジスティクスの土地・建物などと短期預け金などをビクターロジスティクス不動産に承継させたうえで、同日付でビクターロジスティクスの全発行済株式をティーエルロジコムに譲渡する。
　なお、ティーエルロジコムとSBSグループは、日本ビクターの物流業務を受託するとともに、メーカー系物流分野が一層強化されることで、広範な物流アウトソーシングニーズに対応することが可能となるとしている。
ビクターロジスティクスの概要
（2009年9月30日現在）
商号：ビクターロジスティクス株式会社
所在地：神奈川県横浜市神奈川区出田町1-1
代表者：代表取締役社長吉瀬文隆
事業内容：倉庫業、貨物自動車運送業
　　　　　　貨物自動車運送取扱事業など
売上高：43億5000万円(2009年3月期)
資本金3億円