【LNEWS(http://www.lnews.jp）】ミサワホームは6月1日、物流新会社・CSロジスティクスの事業を開始する。
　今まで展開してきた物流ネットワークとパレット単位での輸送システムを他の住宅メーカーや資材メーカーなどに提供することで、建材物流の運送効率を改善し、将来的には住宅業界の主要物流システムになると判断して新会社を設立したもの。
　CSロジスティクスはミサワホームの100％子会社として設立し、貨物利用運送事業の手続き済みで、今期63億円の売上を見込んでいる。
　ミサワホームでは、各地の運送業者と提携し、全国22か所の中継基地を中心に物流ネットワークを構築し、このネットワークを利用して各資材メーカーを回るルート便を定期的に運行することで、建材を必要数のみ効率的に調達している。
　さらに、一貫パレチゼーションを積極的に採用するとともに、パターン化された独自開発のパレットを最適に組み合わせた異型物混載物流の実現により、運送効率を大きく改善している。
　このような物流ネットワークによりリードタイムを短縮し、在庫を圧縮できるため、ミサワホームではコスト削減を実現している。
　こういった物流サービスを外販し、建材以外の介護や環境といった異業種企業にもサービスを提供するなど、事業拡大に向けて業務を本格展開する考え。
新会社概要
会社名：CSロジスティクス（株）
所在地：東京都杉並区浜田山3-19-11
資本金：3000万円
　　　　　（ミサワホーム100％出資）
代表取締役社長：道官陽一郎
従業員数：20名
第一種貨物利用運送事業登録日
2010年4月22日
第二種貨物利用運送事業認可日
2010年4月19日