センコーは８月より中国・山東省青島で「青島物流センター」を稼働させた。
　同センターは、中国でのチェーンストア向け物流センターとしては、昨年６月、深圳に稼働させた「深圳物流センター」に続くもの。現地での物流オペレーションの提案内容に加え、深圳センターの実績が評価され、新設となった。
　青島物流センターでは、青島市内、近隣店舗、合計７店舗への直営トラック配送を核としたＴＣ、ＤＣ業務を行う。
　センターではオペレーションの基幹情報システムである、「センコーＢＰＳ（ベストパートナーシステム）」の導入や、全店舗へのコンビテナー（カゴ車）によるカテゴリ別納品に取り組むなど、「中国でのチェーンストア物流のシステム化」に取り組んでいる。情報システムを活用した業務運営を常に行うため、現地で年数回起こる「停電による物流データの送受信滞留」にも迅速に対応できるよう、自家発電設備も設置している。
　深圳に続き青島でチェーンストア向け物流センターを開設したことで、中国国内での日系チェーンストアや中国系チェーンストア、グローバルに事業展開する世界企業をターゲットに海外物流センター事業を強化して行く考え。
　施設概要は次のとおり。
＜青島物流中心センター＞
所在地：中国山東省青島市
面積：3,000㎡
稼働：2010年8月2日
配送地域：青島地区
（市内中心部より半径３００㎞圏内）