ダイキン▼大阪に技術開発拠点設立 
2011年03月01日 空調メーカーのダイキン工業(大阪・大阪市)は大阪府摂津市内にある淀川製作所に、技術開発拠点「テクノロジー・イノベーションセンター」を設立する。空調や化学などの研究者と事業部門の商品開発技術者が一堂に会せる同施設は、総床面積が約5万8000㎡で2011年5月の着工。約300億円を投じて14年11月に操業を開始する予定。
設立の背景は、新興国を中心とした空調・フッ素化学市場の急拡大。それぞれの地域市場ニーズに合致したタイムリーな商品投入を今後の成長のカギと見る同社は、多岐にわたる研究開発テーマの優先順位と役割を明確にし、迅速な成果創出が必要と判断した。
各地域に密着しニーズを吸い上げた現地の開発機能を強化するとの同時に、コア技術や基礎技術などグローバル事業全体への貢献度や普遍性の高い技術テーマに関しては1カ所に集中させ、成果創出のスピードアップを図っていくもよう。