札幌三信倉庫（本社・札幌市、小野博史社長）は4月11日、50周年を迎えた。今年度のキーワードは「節目の認識、新しい創造」。創業精神の三信訓（※）と共に、51年目のスタートを切った。
　今年度のキーワードにある”新しい創造”は、時代の変革にあわせるために掲げた。社員一人ひとりが主体者となって推し進め、新規事業を開始する予定だ。また、既存事業の北海道内ネットワーク「Do-net」、医薬「MD-net」、トランクルーム「蔵・デ・イン」も拡充していく。そのポイントとなるのが、ITセキュリティの強化だ。
　料金の自由化、倉庫業への参入緩和、北海道経済の低迷といった厳しい時代にこそ、危機感から新たなビジネスの創造や改善、工夫を行ってきた。今回の地震でも大きく影響を受ける物流業界。その中で、新たな変革に挑戦することが、日本経済の復興と、自社ビジネスの強化に必要だとする。
　小野博史社長は「50年はゴールではなく、一つのポイントとして見ている。今後も判断と決断を後悔しないようにしていき、企業を成長させていきたい」と語った。
※三信訓
信用は己の義務と責任を果たし
信仰は己の確信を深め
信念は無限の可能性を生む