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青森県▼復興ビジョンで、物流拠点機能を強化 

2011年12月26日

【LNEWS(http://www.lnews.jp)】
青森県は12月14日、青森県復興ビジョン策定懇話会による青森県復興ビジョン(案)を発表した。
創造的復興を支える生業づくりで、北東北の物流拠点機能の強化を盛り込んだ。
青森県の地理的優位性を最大限活かし、北東北の物流拠点、国際物流拠点としての機能向上をめざすとともに、災害に強いサプライチェーン構築の視点も考慮し、北東北の物流拠点としての機能を強化していく。
具体的には、既存施設の適切な維持管理による信頼性の向上と有効活用、需要に応じたインフラの重点的整備の加速、立地特性を活かした産業集積に努め、八戸港の国内外での競争力強化を推進する。
さらに、交通インフラと交通モードの組み合わせによる効果的なロジスティクスの構築、産学官民の一体的連携による物流機能の最大化等、現実に即した一元的な物流マネジメントをめざしていく。
物流機能の早期復旧として、八太郎北防波堤、航路泊地の早期復旧を目指している。
物流機能の強化では、航路埋没、施設老朽化等、インフラの持続可能な維持管理体制の構築、効果的な土地利用、産業配置、施設稼動の再検証などを挙げている。
新規航路等の獲得に向けた取組として、北東北の物流拠点港湾、被災地への復興支援港湾として、多様な貨物輸送ルートを構築するための国内・海外との航路の維持や新規航路の獲得に向けた取組の推進などを挙げている。
コンテナ取扱機能の強化についても、コンテナ貨物取扱量の着実な増加に対応するための機能強化を謳い、大型船舶輸送の安全性、信頼性の高い港湾機能の確保では、バルク貨物輸送やLNG輸入基地の稼動による大型船舶に対応するため、関係機関と連携し、航路泊地の拡幅を推進するとしている。