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ミスタードーナツ▼全国の物流センターで新物流システム稼働 

2012年07月02日

 【LNEWS(http://www.lnews.jp)】
 ダスキンが展開するミスタードーナツの物流センター(全国12か所)で新物流システムを構築し、4月から本格稼動を開始したと発表した。
 NECの物流センター向けパッケージソフト「EXPLANNER/Lg(エクスプランナー エルジー)」を全物流センターに一括で導入し、ミスタードーナツ独自のシステムであるSCMを再構築した。
 これにより、店舗や原材料仕入れ先企業も含めた効率的な業務推進と情報の一元管理、見える化を実現。
 無線のハンディターミナルと二次元バーコードを利用することで、全物流センター内の作業進捗の確認とデータ更新をタイムリーに行うことが可能となるなど、トレーサビリティや作業効率が向上した。
 全国12か所の物流センターの一元管理はWebシステムで実現し、約1300店舗に供給する主要な原材料の、入庫・出庫を一元管理することで、全国の各物流センターの在庫が本部だけでなく、どの物流センターからも確認可能となった。
 在庫状況に応じて出荷物流センターを切り替えるなど、タイムリーで効率的な輸送指示を可能とする仕組みを構築した。
 倉庫から店舗までのリアルタイムのトレーサビリティ(在庫の見える化)を実現。無線ハンディターミナルと、二次元バーコードを導入。原材料仕入れ先から納品される商品ケースに二次元バーコードを貼付し、その情報を物流センターの入荷・格納・出荷のみならず、店舗への納品時における受入検品や棚卸にも継続して活用。
 味期限切れ・出荷期限切れ在庫については、自動的にアラームリストが出されるため、不要な在庫移動や廃棄処理業務を軽減した。
 将来的には二次元バーコードに製造ロットや別途管理している賞味期限情報を含むことを目指しており、商品の詳細情報や入出荷履歴・在庫状況を賞味期限や製造ロット別でも把握することができ、安全・安心で、よりきめ細やかな在庫管理を実現したとしている。