GLP▼千葉県八千代市に延床7万m2の物流施設竣工 
2016年01月04日グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)は12月17日、千葉県八千代市に「GLP八千代」を竣工した。
延床面積7万1939m2の4階建てマルチテナント型先進的物流施設。
首都圏を環状に結ぶ国道16号線内の工業団地の一角に位置し、京葉道路花輪ICから約10Km、東関東自動車道千葉北ICから約11Kmと、千葉県を中心としたエリア配送に加え、広域配送にも適した立地。
周辺は住宅地が広がる人口集積地でり、東葉高速鉄道線八千代緑が丘駅から徒歩圏内に位置し、労働力確保にも適している。
GLPの帖佐義之社長は「この場所は高台にあることから、地盤も固く、BCP(事業継続性)対策には適地、また、広域配送に優れた地であることから、開発を進めてきた。現在、入居契約まで終えたのは興伸さんだが、その他複数企業と賃貸借契約に関し、交渉中だ」と話した。
入居契約した物流サービスサポート企業、興伸の眞田健実社長は「この5月に2万人を擁するIT企業グループ(アグレックス)の一員となったことから、戦略的ビジネス展開を考えていた。近くにあった倉庫の老朽化が進んだこともあり、こちらに入居することにした。現在は2階部分を契約・利用するが、将来的に3階部分も利用するつもりだ。モノを預かり、保管するだけではなく、新たなIT企業グループの一員として情報等の付加価値をつけて展開するつもりだ」と述べた。
1、2階アクセスによる2フロアオペレーションが可能。スロープを2か所設けることにより、2階部分についてワンウェイ利用が可能となる。
1階は両面バースで、1、2階合わせて10トン車60台、4トン車94台が利用可能。180台の乗用車駐車場、108台の駐車場、10台のトラック待機場を設置している。
平均フロア面積約1万6600m2という大規模な倉庫スペースを有した汎用性の高い物流施設として、顧客の作業効率を高める物流オペレーションの提案が可能だ。
また、千葉県内陸部では希少な免震構造を採用しており、そのほか有事の際の入居企業の事業継続性を確保するバックアップ電源や井水利用設備などの設備を採用している。
さらに、太陽光パネルの設置(売電事業で1.9MW)、プレキャストコンクリートの採用など環境に配慮した施設計画としており、全館LED証明を採用することで消費電力約57%減(一般蛍光灯比)が可能としている。
その他、カフェテリア内で利用できる無料WiFi「GLP Guest WiFi」やBGMの導入、女性のお手洗いにパウダーコーナーを設けるなど新しい取り組みも進めている。
■概要
施設名称:GLP八千代
所在地:千葉県八千代市吉橋1095-1
敷地面積:3万3943m2
延床面積:7万1939m2
着工:2014年9月
竣工:2015年12月
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