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GLP▼神奈川県愛川町に8.9万m2の物流施設竣工、イオンとリコーが入居 

2016年07月04日

グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)は6月20日、神奈川県愛甲郡愛川町に「GLP厚木II」を竣工した。

延床面積8万9242m2の6階建てマルチテナント型物流施設で、すでにイオングローバルSCMとリコーロジスティックス(ユーディ―エルが運営)の入居が竣工9か月前に決まっており、満床となっている。

都心部から約40㎞、横浜から約20㎞の距離にあり、多数の工場・倉庫が集積ている神奈川県内陸工業団地内に立地する。

圏央道相模原愛川ICから2.7㎞、東名高速道路や中央自動車道へのアクセスも至便。東京・神奈川エリアへの配送拠点に加え、名古屋や大阪への広域配送拠点としても活用できる。

施設面では、免震構造やバックアップ電源、井水の非常用利用など、有事の際の事業継続性を確保するさまざまな装備を採用。

1階と6階には従業員向けのデジタルサイネージ(電子看板)を設置し、通常時は施設内の案内、周辺道路の混雑状況、バス運行情報などを提供し、災害発生時は気象警報・地震情報が自動的に表示され、最新情報の確認ができる仕組みとなっている。

その他、太陽光パネルの設置、プレキャストコンクリートの採用など環境に配慮した最先端の技術を駆使し、全館LED照明を採用することで、電力の消費を約50%削減し、CASBEE(建築環境総合性能評価システム)神奈川県の「A」ランクを取得している。

入居企業のイオングローバルSCMは「ソーター、マテハンなどが設置しやすく設計されている点、防火壁を防火シャッターにしたことで、1階の開口が多く、広く使える仕様となっていること、複層階利用に使いやすいようエレベーター、垂直搬送機が設置されている点などが決め手」となったという。また、ユーディーエルは「物流拠点として最適な立地、さらに天井高が6m以上と保管に優れた点、事業継続性の確保と環境に配慮した点」を評価した。

■施設概要
施設名称:GLP厚木II
所在地:神奈川県愛甲郡愛川町中津字桜台4022-2、4041-1
敷地面積:3万8215m2
延床面積:8万9242m2

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