NTTドコモ▼新潟市のドローン実証プロジェクトに関する連携協定を締結 
2016年10月04日NTTドコモは、新潟市、ベジタリア、自律制御システム研究所(以下ACSL)、エアロセンスと、ドローンを活用した実証プロジェクトに関する連携協定を締結した。
協定は、「ドローンを活用した水稲のモニタリング及び栽培管理」と「海岸保安林のマツ枯れ対策及び維持管理の手法開発」の二つのプロジェクトからなる。
「水稲プロジェクト」は水稲の病害虫の発生状況の監視や収穫時期の予測を目的に、米の品質向上・収穫量増加に取り組む。これまで「いもち病」などの病害虫の発生及び収穫時期については、目視及び水稲向け水管理支援システム「PaddyWatch」などのセンサを活用して対応しているが、今回ドローンに搭載したカメラで上空からも水田の状況を把握し、その空撮画像を分析することで、より精度の高い収穫予測が期待できる。
「海岸保安林プロジェクト」では、海岸保安林のマツ枯れ対策や維持管理手法の開発が目的。これまで被害木の伐倒駆除にあたっては、被害状況を目視によって確認し、作業をしていた。今回、ドローンに搭載したカメラからの空撮画像の分析結果とGPSによる位置情報を用いて、より的確に被害木をピンポイントで特定することが期待できる。また、空撮画像を立体視して被害木の高さを測定する取り組みも予定しており、伐採業者による被害木の高さを測定する作業が省略でき、低コスト化につながるとしている。