GLP▼84億円投じ、埼玉県川島町に4.9万m2のマルチテナント型物流施設開発 
2016年02月21日グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)は2月9日、埼玉県比企郡川島町で延床面積約4万9000m2のマルチテナント型の物流施設「GLP川島」の開発を行うと発表した。
3月に着工、来年4月に竣工予定で、総開発コストは約84億円。
立地は、東北自動車道まで延伸した圏央道川島ICに隣接し、関越自動車道、東北自動車道への接続にも至便な上に国道254号線も利用可能。
道路を使い分けることによって、広域配送に加え、地域内配送や都心配送へのオペレーションが可能。埼玉県中央部から北部には工業団地が多数集積しており、さまざまな業種の物流ニーズが見込まれるエリア。
地上4階建て(倉庫部分:1、2、4階)で、あらゆる業種に対応できるフレキシビリティの高い物流施設を実現するため新たな取り組みを行う。
1階部分は土地の高低差を活かして高床低床両方のバースを設置すると同時に、製造メーカーや飲料メーカー向けに2.5トンのフォークリフトが走行可能な構造とする。
2階部分は天井高を必要としないEコマースやアパレル企業などが入居する場合、後付けでメザニンを設置することにより、さらに機能的で効率的なオペレーションが可能となる一方で、保管機能を重視する場合は、メザニンを設置せずに7.5mの天井高を有効利用できる。
全館LED照明や太陽光パネルの設置など環境に配慮した設備も兼ね備え、水害対策として非常用発電機を含め、電気室を2階に設置するBCP対策や制振ブレース構造を採用するなど安全性は確保した上で、コスト面の配慮を加えたGLPの物流施設の多様化の一例という。
■施設概要
施設名:GLP川島
所在地:埼玉県比企郡川島市
敷地面積:約2万7000m2
延床面積:約4万9000m2(メザニンを追加した場合:約54,000m2)
着工:2016年3月(予定)
竣工:2017年4月(予定)
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