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小池都知事が淀橋市場の物流DX現場を視察 

東京都の小池百合子知事は7日、東京都中央卸売市場の淀橋市場(新宿区)を訪問し、全国の公設市場で初となる「自動倉庫とAGV(無人搬送車)を連携させた物流DXシステム」の稼働現場を視察した。

青果を取り扱う同市場は、敷地面積が2万3583平方メートルと手狭であり、スペースの制約が長年の課題であった。さらに、敷地内で計画されている新棟「新総合事務所」の建設に伴い、既存の保管スペースが大幅に削減される見通しとなった。この不足する保管能力の補完と、従来からの労働集約的な運営による深刻な人手不足への対応(省人化)を両立させる解決策として、今回の物流DXシステムが導入された。

市場物流においては、段ボールやパレットのサイズが不揃いであることが自動化を阻害する大きな要因となっていた。同市場ではこの特有の課題を克服し、ダイフク製の立体冷蔵自動倉庫「コンパクトシステム」を昨年12月に竣工、今年1月から順次稼働させている。自動倉庫内は青果の品質保持に最適な8度の一定温度で管理され、約300パレットを収容可能としている。

視察を終えた小池知事は、淀橋市場を「東京の胃袋を支える市場の一つ」と評したうえで、「これまで労働集約型であった市場運営をいかに無人化・自動化していくかが大きな課題だった。国内の官公庁では初の試みであり、時間の制約がない物流を実現できる。今後の市場運営における良いモデルとなることを願っている」と期待を寄せた。