DHC▼「DHC川崎ロジスティクスセンター」稼働 
2026年08月19日DHCは5日、神奈川・川崎市の物流拠点「DHC川崎ロジスティクスセンター」において大規模な自動化システムを導入し、本格稼働を開始した。自動搬送ロボット(AGV)や立体自動仕分け機などを駆使し、人員を約半数に抑えながら出荷処理能力の30%向上を目指す。
同センターは全国の個人顧客向け(BtoC)配送および、北海道から九州まで展開する全国92の直営店向け(BtoB)出荷を担う中核拠点で延床面積は約3万6000m2。「サービス品質の向上」「生産性強化」「安定した商品供給体制の構築」「保管効率の向上」を目的に大規模リニューアルを行った。
今回の稼働にあたり、4階で従来の人手による作業を継続しながら、3階フロアの設備工事を進行、6月下旬のプレ稼働を経て完全移行を果たした。現在は3階でピッキングおよび梱包、1階で配送先・配送企業別の仕分けを行う。
全取扱品目(約9700品目)のうち、全体の出荷量約8割を占める高頻度の約500品目を対象とするのが計270台導入された自動搬送ロボット「T-Carry」だ。注文データに従ってロボットがピッキングステーションへ移動し、作業者が商品を投入すると自動で包装エリアへ自走する。
T-Carryの導入により、1フロア内でピッキングが完結となり、1人あたりの処理能力は1日360品目と生産性は従来の約3倍へと飛躍的に向上した。対象商品は季節変動を加味し、約2週間に1回のサイクルで見直しを行う計画。
中・低頻度商品の仕分けには「オムニソーター」を活用する。表裏100オーダーずつの仕分け口を備え、商品バーコードを読み込ませることでシステムが自動仕分けを行うため、経験の浅い作業者でも即座に対応可能。処理能力は1時間あたり1000個、生産性は従来の約2.5倍に向上した。
ピッキング完了後のコンテナは自動封函機へと搬送される。このエリアでは作業者の目視により適切な段ボールサイズを選択した後の梱包・封函は自動化した。ラベル貼付と最終のコード読み取り検査も機械化されているものの、完成品の運搬棚への積み込み作業を重視した同社は商品を丁寧に扱う方針のもと、あえて人手を残したという。同ラインは1時間あたり1200箱の処理能力を持つ設備を3台確保し、生産性を約2倍に向上した。




























