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佐川急便▼神田「KANDA SQUARE」で館内物流を始動 

2020年06月15日

佐川急便は15日、東京・千代田区神田の商業施設「KANDA SQUARE」開業に伴い、6月9日から全フロアの館内物流管理業務を開始したと発表した。

KANDA SQUAREは住友商事がオフィスビル開発を軸とした街づくりを推進する中核施設として2月に竣工した。地上21階、地下1階、延床面積8万5000m2の建物は、1階が商業ゾーンとして13店舗が出店、2階が多目的ホール(最大1000人収容)、3階が小ホールとカンファレンス(貸会議室)、5~21階がオフィスゾーンとなる。

館内物流業務は、佐川急便を中心とするSGホールディングスグループ各社による先進的ロジスティクスプロジェクトチーム 「GOAL」が、施設竣工とともに受託した。納品車両の入退館ルール策定や関係者への周知、入館車両の管理、入居済み企業への配送業務を請負い、全フロアで館内物流管理業務を開始した。

佐川急便は館内物流を新たに注力する分野と見ており、東京スカイツリーや日本橋室町三井タワーでも一元的に担ってきた。KANDA SQUAREでは配達等の車両入館を許可制とすることで、待機車両削減や周辺地域の渋滞を回避、荷捌場付近の混雑緩和など図る。