物流不動産ニュース

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物流ソリューション展でイーソーコ総研・河田社長が講演▼別の形でファンドは再生する 

2009年07月16日

 7月15日、イーソーコ総合研究所の河田榮司社長は、「進化する倉庫・配送センター~その実態と新潮流」と題して、講演を行った。場所は、物流ニッポン主催の物流ソリューション総合展2009のセミナー会場(平和島・東京流通センター)。定員100人の会場は満席。満員御礼の札が入口に立てかけられた。
会場内
<写真・会場は満席に>
 講演は、物流・物流不動産・金融の変化を一つずつ取り上げていき、現状をまとめていった。さらに、金融危機以降のファンドの動向を、グラフなどを示しながら解説した。
河田榮司社長
<写真・イーソーコ総合研究所・河田榮司社長>
 河田社長は「金融危機が起こったとはいえ、世界で“金余り”状況なのは確か。海外では、また投資などが動き始めた。日本でもファンドなどが不動産に投資してくる可能性は高い」とした。
 しかし、一度は破綻した金融工学モデル。同じ形でファンドが物流不動産に投資しようとしても、失敗する可能性が高い。「新たなファンドの形が模索されている」(河田社長)とし、物流企業が建設する物流施設に、ファンドが投資する可能性を示唆した。
 今まで、ファンドがテナントを探すことが、既存物流企業とぶつかるようにも見られていた。その両社が組むことで、あらたな物流不動産市場が立ち上がる可能性があるということだ。