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冷食の加ト吉▼東京大田区に品質管理センターを新設 

2009年11月03日

 日本たばこ産業の子会社である冷食メーカーの「加ト吉」(本社=香川県観音寺市、山田良一社長)は、食の安全管理の強化を図るため、あらたな加工食品検査拠点となる「東京品質管理センター」を東京都大田区に新設し、10月20日より稼動をスタートさせた。
 JTグループでは、グループ一丸となって、①リスク低減に向けた取り組み、②お客様への対応の強化、③組織・体制の強化―を3つの柱に置いた、抜本的な強化策を展開している。その一環として、品質管理機能と研究開発・商品開発機能との連携に取り組んでおり、茨城県猿島郡境町にある既存品質管理機能をJT飲料事業と、加ト吉加工食品事業の研究開発・商品開発拠点である「食品開発センター」に統合。同じ敷地内に「東京品質管理センター」を新設することとした。
 東京品質管理センターでは、JTグループの加工食品などを対象に、微生物検査、官能検査、品位検査をはじめ、残留農薬450項目、動物用医薬品100項目、食品添加物や重金属検査などを進めていく。今回の「東京品質管理センター」の新設により、JTグループにおける加工食品等の検査拠点としては、国内は東京都、香川県、中国は青島市の3拠点体制となる。
 新品質管理センターの概要は次のとおり。
<東京品質管理センター>
所在地:東京都大田区羽田旭町5-14
     食品開発センター3階 
面積:約1,240㎡ 
構造:鉄筋コンクリート造3階建て 
延床面積:約3,880㎡
総工費:約13億円