物流不動産ニュース

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イーソーコ▼物流不動産の契約サポート事業を開始 

2010年07月02日

 イーソーコ(本社=東京都港区、遠藤文社長)は7月1日、物流不動産の賃貸借に特化した「物流不動産契約サポート」業務を開始した。過去10年以上にわたり、物流不動産に特化して仲介を行ってきたノウハウをもとに、契約書作成のサポート・代行を行っていく。
 物流不動産の賃貸借で、オーナー(貸主)とテナント(借主)との間で問題になるのが、解約時の原状回復(※)だ。「どの状況が“原状”であるか?」それによって、テナントのコストも変わってくる。また、一つの施設に複数テナントが入る場合、共有部・荷捌き・駐車スペースの使用方法で揉めることも多くある。さらに解約・解除の条件や、テナントが債務不履行となったときの問題も多くみられる。
 「今まで、仲介を行ってきて、そのような問題を目の当たりにしたり、お客様から相談を受けたりしてきました。そのほとんどの原因は、しっかりとした契約書が交わされていなかったことにあります。たとえば、居住用の契約書を流用していたり、十数年前の契約書をそのまま利用していたり…。そのような契約書で契約していると、上記のような問題が発生し、責任があやふやで、揉めてしまいます」(イーソーコ)
 イーソーコは、今まで10年以上にわたって、物流不動産の仲介を行い、多くの契約書を作成してきた。その作成手法も、物流の特殊性を把握し、かつ、不動産の知識も持ち合わせたもの。そのノウハウを活用し、問題となるような場面を想定。責任の箇所を明示した契約書を作成することができるようになった。
 イーソーコでは従来、物流不動産という住居とは異なる特殊な契約に不安を感じている方に対し、需要があると考えている。基本手数料は賃料1ヶ月の25%程度(坪数や条件により柔軟に対応)。無料相談にも応じていく。
 初年度の目標は、10件を目指していく。
詳細は、http://www.e-sohko.jp/bfk-support/
(※原状回復 テナントでつけた設備や造作物等を撤去し、破損・汚損を修復して、賃貸借開始当初の状態に戻すこと)