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食品輸送の新木商事▼冷凍・冷蔵専門の軽貨物事業を開始 

2010年08月02日

 【物流ウィークリーhttp://www.weekly-net.co.jp/】食品輸送を手掛ける新木商事(木下利雄社長、埼玉県北葛飾郡杉戸町)は7月1日から、冷凍・冷蔵専門の軽貨物事業を開始した。
 東京、千葉、埼玉、神奈川、茨城、栃木、群馬の1都6県をエリアにスタートした同事業には現在、軽トラック300台が参加。木下忠之常務は、年内には軽トラックを500台にし、きめ細かなサービスを目指したいとしている。
 同社の新事業は、「アットマーク」というブランドの下、1都6県をエリアに、冷凍・冷蔵専門の軽トラックのネットワークを構築するというもの。
 軽貨物事業スタートの経緯について、木下常務は「サービス拡充と定年退職者の受け皿としての役割を果たす目的があった」という。
 現在、同社では定年を65歳とし、それ以降は退職せざるを得ない。しかし、「まだまだ元気で、退職には惜しい人も数多くいる」と同常務が指摘するように、再雇用の場の必要性を感じていたという。
 それに加えて、より小回りの利くサービスを手掛けたいということから今回、軽貨物事業への参入を果たした。
 昨年から準備を進め、1日のスタート段階では軽トラック300台が集まった。
 同事業の仕組みは、同社がコールセンターとして、24時間・365日対応した上で、請け負った仕事を、「アットマーク」ブランドの下に集まった冷凍・冷蔵軽トラックを用いて仕事をこなすもの。
 エリアごとに複数の軽トラックを所有する幹事会社を設けて対応しており、現在、20社が幹事会社になっている。幹事会社以外にも、軽トラック1台で営業している個人事業主の参加も可能だ。
 同社は一般貨物として冷凍・冷蔵トラックを保有し、食品輸送を手掛けているが、突発的な依頼などで、軽トラックを活用するケースが少なくないため、軽貨物事業で、どんな事態にも対応できる仕組みを整えた。
 また、ネットワークを構築する軽トラックは登録制とし、未登録車両の使用を禁じており、下請けや孫請けという取引を極力排除し、高い輸送品質が維持できるようにネットワークを構築していきたいとしている。
 年内に500台に持っていきたいという同社は現在、幹事会社と軽貨物事業者の参加を呼びかけている。
 詳しくは、電話0480(37)0130番まで。
http://www.weekly-net.co.jp/logistics/post-5219.php