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竹中工務店▼自動倉庫の小型制震装置を開発、荷崩れを抑制 

2013年07月19日

 【LNEWS(http://www.lnews.jp)】
 竹中工務店は7月4日、自動倉庫の荷崩れを抑制するマスダンパーを開発した。
 マスダンパーは、中小地震から大地震までラックの揺れを低減し、自動倉庫の荷崩れを抑制する小型の制震装置。
 建物を地震や風から守る技術として実績のあるマスダンパーを、自動倉庫で適用できるようにパレットサイズまで小型化したもの。
 ラックへの設置が短時間で容易にできるため、既存の倉庫でも稼働にほとんど影響なく施工できる。
 仕組みは、パレットサイズのフレーム上で水平に揺れるマス(おもり)を利用した制震装置で、地震時にラックが揺れてもマスがその場に留まろうとし、その効果でラックを揺れにくくする。
 設置方法は、自動倉庫のラック上部の本来荷物を置くスペースを利用し、荷物を収納する要領でマスダンパーを配置し、専用の取付金具でラックに固定する。
 マスダンパーはパレットサイズの装置なので、自動倉庫のスタッカークレーン(自動搬送機)を利用して、迅速に配置できる。既存の倉庫でも稼働しながらの改修が可能。