大林組▼木造倉庫がグッドデザイン賞 
2014年11月04日【 LNEWS http://lnews.jp 】
大林組は10月22日、大林組が設計施工を手がけた日新木造倉庫(鳥取県境港市)が、デザイン・品質を両立させた建築物として「2014年度グッドデザイン賞」を受賞したと発表した。
大規模木造建築において、超ロングスパン構造を実現させるためには、断面幅が大きい木材が必要だったが、汎用品の単板積層材(LVL)は厚さ9cm程度までの材料しかないため、従来の柱や梁は一次製品をさらに工場で二次接着して製作していた。
大林組は、大断面に必要な枚数のLVL(単板積層材)をボルトやビスで一体化し、準耐火構造用の大断面木材を作る技術「オメガウッド」を開発。コストと時間がかかる二次接着ではなくオメガウッドを採用したことで、従来よりもローコストでの木構造の無柱空間(31m×42m)が可能になった。
受賞に当たり、大規模木造建築の構造として斬新な提案であること、LVLの二次加工をすることで大断面木材の製作コストの削減や納期短縮を実現したこと、準耐火構造として品質とデザインを両立していることが高く評価されたもの。