LIXILは、熱交換換気システムに空気清浄機能を搭載したハイブリッド換気システム「エアマイスター」を年9月1日より発売した。

建築基準法では全ての建築物に24時間換気の設置が義務付けられているが、花粉やPM2.5などで汚染された外気、冬の冷気や夏の熱気などの流入を理由に運転されていないケースが多々ある。一方、近年は空気清浄機が普及しつつあるが、除去できない物質があるほか設置スペースを確保する必要がある。

「エアマイスター」は業界トップクラスとなる87％の熱回収率により、換気による熱の流出入を最小限に抑えながら、ペット臭・介護臭、生ゴミ臭などの生活臭だけでなく、空気清浄機では除去できないCO２や一酸化炭素なども効率的に排出する。また、外気を室内に取り込む際は、２層構造のフィルターで花粉はもちろん、1.0～2.5μmの微小粒子を95％捕集する。さらに屋内給気口にはプラズマクラスターも搭載。床スペースを取らない壁掛け式で、幅739×高さ313×奥行210mmで、屋外に面した壁に縦横自在に設置可能。

他に業界初の機能として、プレフィルターの「自動クリーニング機構（特許出願中）」や、外気温・室温をモニターして自動で最適な省エネ運転を行う「自動省エネ運転機能」、照度センサーによる「自動静音運転」など、使用者に配慮した様々な機能も搭載している。