グローバル・ロジスティック・プロパティーズ（GLP）は10月20日、大阪府吹田市で延床面積約16万5000m2のマルチテナント型の大型物流施設「GLP吹田」の開発を行うと発表した。

来春に着工、2017年冬に竣工の予定、開発コストは約360億円。GLPが所有・運営する100棟（開発中含む）の施設の中で最大規模となる。

大阪中心部から約9kmという当日/即日配送への対応を見据えた都市型の物流施設。

名神、近畿自動車道、中国自動車道の吹田ICより約6.3kmに立地し、近接する県道14号線と171号線を利用することで大阪府全体を網羅できる。

JR東海道本線岸辺駅から徒歩圏内にあり、雇用の確保も配慮されている。

地上4階建てでダブルランプウェイ、中央車路を備え、ドッグレベラーを設置、垂直搬送機も設置可能となっており、幅広い業種に対応できる設計となっている。

プレキャストコンクリート造・免震構造を採用し、人や物の安全性を確保するほか、全館LED照明や太陽光パネルの設置など環境に配慮した設備も兼ね備えている。なお、太陽光による電力を非常時に館内利用することを予定している。

昨今の人材不足から、GLPでは今年初めから、協力関係にある人材派遣会社から入居企業に対して優先的に人材を紹介する体制の確立を進め、施設のみならずソフト面のサービスとして「GLP吹田」に入居する企業にもこの制度を提供していく。

帖佐義之社長は、「GLP吹田は大阪中心部から至近且つ大規模物流施設という希少性を有し、当日/即日配送や拠点集約など日々進化し、増大する企業の物流ニーズに対応していく。都市部に隣接することから、複数の配送拠点を持たずに直接大阪の中心部に配送することが可能となり、企業にとっては、物流事業の効率化が見込める。関西エリアの物流ニーズとそのポテンシャルは底堅いと見ており、『GLP吹田』を通じて、我々は今後も企業の物流事業の一層の効率化を提案していく」と説明している。

■概要
施設名：GLP吹田
所在地：大阪府吹田市
敷地面積：約7万5000m2
延床面積：約16万5000m2
着工：2016年春（予定）
竣工：2017年冬（予定）

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