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大成建設▼床衝撃音などを低減できる乾式二重床を開発 

2015年12月06日

大成建設は、乾式二重床とコンクリート床スラブとの間に無機質の粒状体を設置することで、床衝撃音や固体伝搬音を大幅に低減できる乾式二重床「T-Silent GranFloor」を開発した。

乾式二重床とコンクリート床スラブとの間に、袋に入った粒状体を内挿することで、5~10dbの騒音低減が可能。床スラブを厚くする場合と比べても大きな低減効果が得られ、スラブの軽量化が図れる。また粒状体と粒状体を包む特殊な素材が振動を抑制する「チェーンド・マス・ダンパー」として機能するため、低減したい振動に対応したチューニングが可能で、様々な振動源から発生する伝播音を低減できる。

施工も簡単で、施工前の乾式二重床に粒状体の袋を設置するのみ。乾式二重床に遮音シートを用いた場合と比較して、材料費・施工費合わせて10%のコスト削減も見込める。さらにコンクリート躯体の施工後にも床上げや天井高の変更なく設置できる。