プロロジス▼千葉ニュータウンに12.8万m2のマルチテナント物流施設竣工 
2016年06月04日プロロジスは5月26日、千葉県印西市で開発を進めていた「プロロジスパーク千葉ニュータウン」を竣工した。
開発地は都心から40kmに位置し、国道16号に近接している。
整備が進められている国道464号(北千葉道路)にも近く、464号の延伸により交通利便性は飛躍的に向上する。
2018年度までには成田と直結し、将来的に東京外かく環状道路と接続されるため、広域物流拠点としても期待できる。
千葉ニュータウンは、住宅街や商業施設がバランス良く立地し、働く世代が多いため労働力に恵まれている。
千葉ニュータウン中央駅から同施設までは徒歩約10分と、通勤利便性も高く、庫内での流通加工業務の担い手を多数雇用するアパレル企業やEC企業にとって、雇用確保の観点からも最適な立地。
地盤が固く、活断層の空白地帯で、すぐ隣には電算センターやデータセンターが多数立地するなど、防災性にも優れている。
プロロジスパーク千葉ニュータウンは、約5万5100m2の敷地に、地上5階建、延床面積約12万8500m2の大型施設。
上り下り専用のダブルランプウェイ、各階に40フィートコンテナトレーラーが接車可能なトラックバースを備え、効率の高い物流オペレーションが可能。
賃貸可能面積は1フロア最大約2万3300m2から最小約4300m2の区画まで、幅広い物流ニーズに柔軟に対応できる設計となっている。
5階には、アッカ・インターナショナルが入居する。他の入居企業に、アッカ・インターナショナルが提供するフルフィルメントサービスを受けることができる。
サービスの一例として、”ささげ業務”と呼ばれる通販用商品の撮影・採寸・原稿作成や、在庫管理、カスタマーサポート、物流業務などを代行する。
約2万m2のワンフロア全体をカバー可能なささげ業務スペースには、撮影ブースなどを設置し、衣料品のモデル撮影から、eコマースサイトへの掲載、出荷から返品対応まで、すべてを庫内で完結することも可能だ。
倉庫スペースやオフィスなど入居企業の専有部のほかに、施設共有部として、有線放送で音楽を楽しめるwi-fiカフェラウンジや、パントリー、ミーティングスペース、コンビニエンスストアなど、休憩時間に集い、くつろげる空間を整えた。
入居企業の社内パーティーなどのため、パントリーやカフェラウンジを貸し切り利用できるサービスも予定している。
入居カスタマーの事業継続性への配慮から、緊急地震速報システムや衛星電話等を備える。停電時でもトイレ、通信、セキュリティー等の機能を維持できる災害用発電機や、断水時にも飲料水を供給できる地下水浄化システムを備え、立地を含めて災害に強い施設となっている
プロロジスは、環境負荷低減の一環として、庫内を含む施設全体にLED照明を採用し、入居企業の電気代削減にもつなげる。
物流施設として国内では初めて、ランプウェイを含むすべての構内道路に「車両誘導型照明」を採用した。車両の接近を感知すると、照明の照度を上げるシステムにより、安全な通行と省エネルギーの両立を実現した。また、屋根に約2.2メガワットの大規模太陽光発電システムを導入する予定だ。
■プロロジスパーク千葉ニュータウンの概要
所在地:千葉県印西市泉野1
敷地面積:5万5100.91m2
延床面積:12万8577.77m2
構造:鉄骨造、地上5階建
着工:2015年1月
竣工:2016年5月
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