中部圏大型物流施設マーケット▼空室率0%、今後2年で15万坪供給 
2016年12月19日CBREは12月8日、「中部圏物流マーケット・アウトルック」レポートを発表した。
中部圏の大型マルチテナント型物流施設(LMT)マーケットの変遷を解説するとともに、2018年までの空室率と、実質賃料指数の予測をまとめた。
中部圏では、LMTの開発が進まず、2016年Q3時点の空室率は0%と逼迫した状態。
愛知県の製造業出荷額は全国1位、人口も引き続き増加しており、今後も工業系、消費財系の両面で物流需要が見込まれている。
今後2年間で15万坪の新規供給予定で、2016年Q3時点のストック面積とほぼ同等のボリュームであるものの、潜在需要からみて物流施設の過剰感はないと予想している。
空室率は、供給が集中する2017年Q2に15%程度にまで上昇するが、その後は2018年にかけて総じて低下傾向が続き、2018年Q4時点には9%前後で落ち着く見込みという。
実質賃料は、2014年後半から上昇ペースが加速し、2016年Q3時点では3410円/坪でボトムから17%上昇しており、今後も緩やかながら上昇は続くと予想している。
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